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「お菓子なコルドン日記」を改名し、”Salon de Reina”と致しました。過去のル・コルドンブルー通学日記、自宅洋菓子教室、食べ歩きを中心とした日常を綴っています。


by kurumi-sweets
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LE CORDONBLEU 菓子上級 第6回


ようやくチョコが終わって本日のレッスンはマジパン細工。
前回、前々回に続いて試食の無い細工物なので、テンションが下がります。。

本日はTシェフがデモも実習もご担当されました。
Tシェフのデモを受けるのは初めてですが、久しぶりの日本人シェフの授業で、何となくほっとします。

全体的に細かい作業が続くデモだったので、シェフの手元が見えるように近くに行って見学できたので、3時間近くほぼ立ちっぱなしで、大変勉強になり有意義でしたが、終わった頃にはかなり疲れていました。

時間に余裕があるプログラムだったので、修了試験についても説明がありました。
まだ決まっていないので焦ります。

お昼を食べて、午後は実習です。

まずは、先週準備した胴体のパーツにパータグラッセをかけ、チョコの土台に固定します。
土台のチョコには思いっきりブルームが発生していました。(温度管理を失敗して、白くなってしまうこと。)
テンパリングが失敗したのかと思いましたが、ペアの方は大丈夫だったので記憶をたどってみると、絞り袋のチョコが硬かったので、袋ごと適当に温めて柔らかくして絞ったのがいけなかったのだと気付きました。
パータグラッセで隠れましたが、散々でした。

まずは、腕のパーツを作って、胴体に取り付けます。
小さな生地を丸めたりのばしたりする作業は、昔習っていたシュガークラフトを思い出します。
平日だったので仕事の後で夜遅くまで細かい作業をするのは大変でしたが、作業中は疲れを忘れるくらいに熱中して、大好きな習い事でした。

腕を取り付けたら、ポンチョのような洋服を着せます。
黄色、緑、オレンジ、赤、茶色のマジパンが配られ、好きな色で作ります。洋服には好みで模様を付けます。
私は縦縞にしましたが、着せる時に曲がってしまったりで、少々手間取りました。ここで大分遅れてしまいました。

洋服の後は、マフラー、ネクタイなどを好みで足します。
ここでシュガークラフト魂が 呼び起こされ、洋服の模様を凝ってみたり、あんなに気が進まなかったマジパン細工がすっかり楽しくなってはまってしまいました。

時間が限られているので途中で切り上げ、大分遅れて次へ。
早い方は頭のパーツを3匹分くらい作り終わっていました。

今回は5種類の像を作りますが、頭のパーツだけが違うので、ここからの作業が最も重要です。

まずはイヌ。(犬じゃなくてカタカナっぽい印象。)
本当は柴犬を作りたかったですが、垂れ耳で舌を出しているモデルです。目の開け方を間違えたりして
初めてなので手間取りました。

続いてはブタ。耳と鼻がお手本より大分リアルに。ほっぺは無いほうが良かったかも。

3つ目はゾウ。鼻の穴は2つかと思いましたがお手本どおり1つにしました。耳は大きめに。

4つ目はウサギ。これが一番難しく、耳の形や口元のバランスがいまいちで、上手くできませんでした。提出後にひげを書いてみたら上手くいかなくて消したので、汚くなってしまいました。

最後はヒトです。お手本は男の子でしたが、せっかくなので女の子にしました。
デモとは違う方法でも大丈夫だったので、、シュガーで習ったように髪の毛を作りました。(その方が楽なので。)

この時点でかなり時間が無くなっていました。
帽子などをかぶせます。

最後は目を入れます。白目はうまく入りましたが、黒目はフランスのマジパン風に上向きにしたら、うまく入れられなかったこともあり全然可愛くなくて、最後の一つ(女の子)だけ、普通にしてみたら、こちらは可愛くできました。

ここで提出時間になっていましたが、仕上げのピストレ(個人的には無いほうがきれいだと思った)をかけていなくて、採点してもらえないかとヒヤヒヤしました。完成品はこちら。
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評価は・・
仕事が丁寧で良い。目の生地が少し硬かった。もう少し時間に気を遣うように。
女の子の人形をご覧になって、これは可愛らしい日本の女の子が作れたね、とのお言葉を頂きました。
作った人形に似ている、と言われている方も多かったですが、残念ながらそれは言われませんでした。

マジパン細工をすることは多分もう無いので今日は楽しんで下さい、というシェフのお言葉を実践できたのではないかと思います。

時間が出来たら、またシュガークラフトもやりたいなと思いました。
絞りは全然身についていませんでしたが、シュガーが役に立ったと思った実習でした。

マジパン細工は持ち運びしやすかったので、初めて代官山を散歩して20分ほど歩き、246からバスで帰ってみました。

お家で作品を披露すると、ケーキの上にのっているような小さいマジパン細工を作るのかと思っていたらしく,
大ぶりな人形を5つも持ち帰ったのでびっくりされました。

フランスではマジパン細工を食べるそうですが、折角作ったので、先週に続いて保存することにし、乾燥させることにしました。
ただ、女の子の人形以外は目の入れ方が納得できないので、いつかやり直して可愛くしようと思います。

細かい作業だったためかいつも以上に疲れており、翌週は日曜の疲れをしばらく引きずっていました。。。
by kurumi-sweets | 2010-05-16 23:40 | コルドンブルー 上級 レッスン